… D i a r y …





ハニカム×9    11/30

「私達も、ここでいっぱい思い出作ろうね?」
「……うん!」

『11月10日 ほほえみがえし』ですー。

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ある寒い秋の日。
夢の中にいたゆののもとに、早起きした宮ちゃんと……なぜか、大家さんが表れて。
人生体験ゲームを届けてくれました、というお話。や、今回に限っては本当にそれだけのお話だったり。

……特に何という事もないので、今回は書くことに困りますね!

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ひだまり荘の住人全員で、大家さんの持ってきた人生体験ゲームを囲み、さて始めよう…という所で。
マスに書かれている出来事を、いろいろ変えてひだまり荘版を作ってみよう、という事になって。

ひだまり荘の表札のこと。
学食での特別メニューとして出た、カニチャーハンのこと。
正の湯のこと。
豆腐は足がはやくて、お味噌汁をダメにしてしまったこと。
やまぶき高校の竹林の中にある、謎の「やまぶき地蔵」のこと。
宮ちゃんが海鮮の恵みセットを当てた時のこと。
ゆのが青虫を育て始めて、蝶になるかと思っていたら、……蛾だったこと。
沙英さんがきらら大賞を取ったこと。
オリーブというヘアサロンに行き、双子の美容師さんに会ったこと。
ヒロさんが、今のなずな殿の部屋に健康器具とダイエットゼリーをため込んでいたこと。
ひだまり荘の庭でトマトを育て、収穫したこと。

その思い出の中には、乃莉ちゃんとなずな殿がまだいなかった時のものも、いた時のものもあって。
こんなこともあったね、と思いながら語るゆの達と、そんなこともあったんだ、と思いながらみんなを見る乃莉ちゃんとなずな殿。

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……そうして、賑やかにゲームを終えた後に。
自分たちも、先輩たちのようにここでいろいろな思い出を作っていこう、と。
語り合う乃莉ちゃんとなずな殿なのでした。

……2人でベッドに並んでいちゃいちゃしながら。

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アニメの一期の話だったり、二期の話だったり。
乃莉ちゃんとなずな殿がひだまり荘に入ってきた、三期の話だったり。……いろいろ、懐かしい気分になりましたですよ。
人生体験ゲームをやっている姿を見ているだけですのに、ああ、こんなこともあったなあ、と思っちゃったり。

……次回はもう、沙英さんヒロさんが三年生になってからの、12月の話なのですよね。


次回、第10話。『12月2日、学べる雪合戦』『12月15日、ひだまり応援団』です。
まなべるにゅーす…?





にーまるいちにーばーすでぃ    11/25

今年も誕生日がやってきました!はぴばわたしー!
……や、もう「大きくなりました」という歳ではないのですけど!






ハニカム×8    11/23

(自分が描いたっていえばくれるんじゃないかなー…)

館ものじゃないんだから、と思っていた(前回)ら、まさかの館もの(和風)。
館(和風)に悪鬼がさまよい、千切れた腕が残り、亡霊の怨念が渦巻く……!(ただのお化け屋敷です)

『10月11日、10月30日、恐怖!やまぶき祭 準備編』『11月3日、怪奇!やまぶき祭 当日編』ですー。

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去年もあったやまぶき高校の文化祭の日は、一日、また一日と近づいて。
そのやまぶき祭のパンフレットの表紙に、自分が選ばれて。
今回のゆのさんは、去年とは少しだけ違う感覚で、やまぶき祭の日が訪れるのを待っていました。

……その準備の間には、いろいろあり。

自分たちのクラスの出し物を決めたり。
やまぶき荘のほかの住人達が、それぞれのクラスで行う出し物の話を聞いたり。
準備の忙しさに追われ、つい宮ちゃんが怪我をしてしまったり。
……パンフレットの表紙に選ばれた時の気持ちを、自分なりにどう書くか、迷っていたり。

そうして訪れた当日は、
「展示の絵を完成させる事が出来ずに当日を迎えた」去年とは、大きく心の中が違っていました。



自分が描いた表紙のパンフレットが手に取られる姿に感動し、自分で保存用に何部も貰いたくなり。
他の人の展示を見る時も、憂うことがなにもなく。
自分たちが作ったお化け屋敷には、自信を持って。
去年は手にしていなかったカメラを手に、写真を撮って。

去年出来なかった自分がいるからこそ、今の自分があって。
その思いがあるからこそ、お世話になった有沢さんに「来てほしい」と言うこともできて。
……結局、有沢さんとすれ違ってしまったのは残念でしたけど。


今年は、ちょっと満足げなゆのさんなのでした。

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次回、第9話。『11月10日 ほほえみがえし』です。






ハニカム×7    11/16

「いい友達ね……。しっかり、繋がり続けなきゃね」

『10月5日〜6日、パンフコンペッペ』『10月6日〜8日、ひみつのデート』ですー。

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10月のはじめ。
いつもどおりに美術の授業を受けるゆのと宮ちゃんは、吉野屋先生に一風変わった課題を出されます。
それは、毎年行われるやまぶき祭の、今年のパンフレットの表紙を決めるためのものでした。
それに対してゆのは、宮ちゃんは何を描くのか。……という話と。

その翌日、以前に携帯を忘れたことで出会った先輩、有沢さんとデートをする、というお話の2本でした。
今回はちょっといろいろあるので簡略化、です。

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今回は、「去年」の話とつながる部分の多い話でした。
去年のやまぶき祭で展示品として製作するも、「自分としては未完成な」ままでやまぶき祭当日を迎えてしまった絵の事を思い出し、
あきらめたくないと思い、最後まで頑張って。

去年に出会った先輩が、いまどのように生活しているのかとか、あの時のままの有沢さんなのか。
時間が過ぎて、環境が変わって、それでもちゃんとつながりはあるままなのか、と思い……実際に会ってみて、そんなに変わっていなかったり。

……なんだか、「昔の自分と今の自分」、「昔の相手と今の相手」という、時間の流れについて触れたお話でした。


有沢さんは。
環境が変わっても、離れてしまっても。繋がり続けることが大事と。
連絡をとれていないのであれば、繋がっていないのと同じで……環境が変わっても繋がり続けるには、何かしらの行動が必要だと、そういいました。

それは、近い未来、離れてしまう沙英さんとヒロさんの事を指しているのであり。
今席を並べていても、いつかは離れてしまうかもしれない宮ちゃんの事を指しているのでもあり。
あの時は出会っていなくて、今年になって出会った新たな住人二人の事を指しているのでもあり。
……そんな人たちと、今のまま、今に近い状態でいるためには。繋がりを持ち続ける事が大事だと、有沢さんは言いました。




……ちょっと、心にじんときます。

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次回、第8話。『10月11日、10月30日、恐怖!やまぶき祭 準備編』『11月3日、怪奇!やまぶき祭 当日編』です。
……どこかの館ものじゃないんですから!恐怖とか!怪奇とか!






おぺれーしょん    11/10

リーサル・オペレーション情報解禁ー!

リーサルアプリケーション、クライシス、プロトスフィアに続くリーサルシリーズ4作目。
その情報が、大雪戦様公式に公開されました。

……うー、STGはちょっと苦手なので頑張りませんと。






ハニカム×6    11/9

「……でもさ、大丈夫だよ、変わらないよ。私たちが望めば、大丈夫だよ。……きっと、今よりもっと良くなるよ」

『9月25日、おしゃべりスケッチ』『9月29〜30日、ヒロさん』ですー。

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それは、9月の終わりのある日の事。

ゆのと宮ちゃんは、美術の授業でスケッチを行いながら、互いの知らない「昔話」を始めて。
なずな殿と乃莉ちゃんは、いつものように過ごしていて。

けれど。
2人にとっては。……沙英さんとヒロさんにとっては、いつも通りではいられない、そんな日でした。

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沙英さんと、ヒロさん。2人の手元には、あるものがありました。
3年生である自分たちがこれからの道を…進路を、自分の将来を決めるための、進路決定届という紙が。
……その紙を前に。ヒロさんは、昔のことを思い出していました。

幼い頃、絵を描くことが好きで。
大きくなってからも、やっぱり好きで。
そんな自分だったから、美術系の高校に入りたいと、そう願って。……そして、今ここにいて。

今、ここにいる自分の事ばかりを、考えて。
今から先の自分を考えられなくて。……「今のままに近い自分」を、未来として見ていて。
そういう風にしながら自分の将来を考えていたヒロさんは、「美術の先生になりたい」という考えを、ぼんやりと抱いていました。


……でも。
その「自分の進路」は、「今」の自分がどれだけこの生活から離れたくないか、という迷いであると、ヒロさん自身もわかっていました。

ゆのが居て、宮ちゃんが居て。なずな殿が居て、乃莉ちゃんが居て。……沙英さんが、居て。
クラスメイトと一緒に授業を受けて、楽しく過ごして。そんな今の生活が、楽しくて。
……だから、忘れられなくて。もう一度ここに戻ってきたいと、その為に先生になりたいと。

そう思い、迷っているヒロさんに。
吉野屋先生は、深く。それは本当にヒロさんがしたいことなのかと、問いました。
そうして戻ってきたやまぶき高校には、ゆのも宮ちゃんも、沙英さんも、誰もいないのに、と。

***

それは本当に自分のしたいことなのか、ただ今の生活から離れたくないだけなのか。
それを悩み続けるヒロさんに。

……沙英さんは、ヒロさんが悩んでいることを知っていて。その上で。
それだけの理由で自分の進路を決めているのではなく、ちゃんとヒロさんはそれができるだけの能力があるのだと。
ただの、自分のわがままなんかではないのだと。……そう、言いました。

自分で肯定できなかった自分を、そのまま肯定してくれて。
自分が見えていなかった自分を、教えてくれて。自信を、与えてくれて。


時間が経てば変わってしまうかもしれないと、そう恐れていた今の関係も。
自分たちが望みさえすれば、変わりはしないし、もっと良くすることもできるのだと。

…その言葉に。
自分がどうしたいか、どう思っているのか。その迷いを吹き飛ばして、後押しをしてもらって。
ヒロさんは、自分の進路を決めたのでした。

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次回、第7話。『10月5日〜6日、パンフコンペッペ』『10月6日〜8日、ひみつのデート』です。






ハニカム×5    11/2

件名:「ああああああああああああああああああああああああああああああああ」

なずなファーザー&マザー来襲。

『9月17日〜19日、ナズナゴハン』『9月28日マヨナカノリスケ』ですー。

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9月半ばの、ある日の事。なずな殿の携帯に、一通のメールが届きました。
その内容は、仕事の都合で遠方へと赴任してしまった父親と、
それについて行った母親がなずな殿のひだまり荘での生活を見に来る…というもので。

普通であるならば、「自分の生活を見に来るだけ」の出来事。……なのですけれども。
自分が一人暮らしを始めて、どれだけしっかりしたか、心配しないでも大丈夫なのか…
それを伝えるために、なずな殿は一つの嘘をついてしまったのです。
……自分は料理もちゃんとできて、しっかりした生活を送れている、と。

……言ってしまったからには、嘘を吐き通さなければいけない。自分が料理ができるのだと、見せなければいけない。
そんなわけで、ヒロさんゆののなずな殿お料理教室が始まりました。
果たして、当日までに料理ができるようになるのかっ。…というお話。

……あの、なずな殿。
関西味であるとかないとかは、料理を作れない段階で気にすることではないです。
カレースプーンは何にでも使える器具ではないです。
出来るものの味が気になるとか、器具がほかのものでも大丈夫なのかとか、
料理をあまりしたことがない女の子の思考ですよねえ…なずな殿…。

ともあれ、両親の襲来を何とか…なんとか?乗り切って。
なずな殿は明日から、自分でも料理を作り始めてみようと決意するのでした。

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もう一話。
こちらは、真夜中に目を覚ました乃莉ちゃんが流れで沙英さんの部屋にお世話になる、というお話。
その途中で、なぜか沙英さんと道具の使い方について議論になったりするのですけれども。
アナログとデジタル、どちらが有用かというのは、なかなか決着のつかない議論なのですよね…。
デジタルの場合は誤りがあるかもしれないし、電源がなければ使えませんし。
アナログは、欲しい情報をすぐには手に入れられない、という点もあります。
…そのあたりの事よりも、相手の言ったことの良さを落ち着いて探せるのが、
短くない付き合いをした沙英さんと乃莉ちゃんの関係を、端的に表しているようで。

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次回、第6話。『9月25日、おしゃべりスケッチ』『9月29〜30日、ヒロさん』です。
ヒロさんタイトル。や、ゆのさまとかもありましたけれどもっ。





…キオクの、窓際…


…星屑の庭園、入り口…